鎮痛剤でトラブルが4倍!
鎮痛剤を服用するランナーは多い
運動中に筋肉に強い痛みを感じるランナーは多いです。そして、鎮痛剤の予防投与は常識と言っていいほど。本番レースだけでなく練習からもロキソニンやボルタレンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を飲んでいるランナーが多いようです。
2013年『ブリティシュ・メディカル・ジャーナル・オープン』に発表された論文では、アンケートに回答したランナー3913人中、49%のランナーがレース前にNSAIDsを服用していたことが明らかとなりました。
また、2010年のボンマラソンでの調査でも、対象者4000人中、54%のランナーが鎮痛剤を使用していたという研究結果が報告されています。
鎮痛剤はデメリットの方が多い?
鎮痛剤を使用するランナーは多いですが、鎮痛剤には副作用のリスクがあります。ボンマラソンで鎮痛剤を使用したランナーは、胃の痙攣、胃腸の出血、心臓血管系の問題、血尿、筋肉痛、関節痛などの発症が4倍高くなったという報告があります。また、鎮痛剤を多く服用したランナーほど症状の悪化がみられました。9人のランナーは一時的な腎不全、胃腸出血、心臓発作を起こし病院に運ばれました。
このようなリスクのある鎮痛剤ですが、ドイツの研究では使用した場合も使用しない場合も同じくらいの筋肉痛を経験したという研究結果が報告されています。この結果から、鎮痛剤の服用に対し考えさせられます。
なぜ筋肉痛は起こるのか?
現在、筋肉痛のメカニズムは明確に解明されていません。大きな負荷がかかり傷ついた筋繊維が回復の過程で炎症を起こします。そして、炎症により活性化する物質の中に痛みを引き起こすものがあるため筋肉痛が起こるとされています。
自身で筋肉がどのくらい損傷しているかを判断するのはなかなか難しいです。しかし、血中のクレアチンキナーゼ(CK)の値では損傷程度を判断することができます。クレアチンキナーゼは、運動のダメージにより細胞膜が損傷すると、細胞内から血管に流れ出ます。このCK値は、痛みに連動し、痛みがピークのときにCK値もピークになり、痛みが和らぐにつれてCK値も徐々に戻っていきます。
痛みを感じる前にリカバリー対策!
鎮痛剤を服用するランナーには、自己ベストを更新したい、完走したいという強い思いがあります。ところが、良い解決法が見つからないために鎮痛剤に手を伸ばしてしまいます。『カツサプ』には筋肉をダメージから未然に守る効果が期待できます。検証実験では、筋肉のダメージの指標となるCK値を抑える効果があることが明らかとなっています。また、天然成分で胃に優しく胃腸トラブルを起こすリスクもありません。